産業日本語
特許業界では既にご存知の方も多いと思いますが、高度言語情報融合フォーラム(ALAGIN)と日本特許情報機構(Japio)が主催する産業日本語研究会が発行する「特許ライティングマニュアル」というマニュアルがあります。産業日本語研究会のウェブサイトから無料でダウンロードできます...
AIと原稿
「言語の冗長性とAI」の稿で、日本語は、AIにとって解釈しやすい言語だと書きました。もちろん、AIにとって解釈しやすい日本語は、正しく簡潔に書かれている場合に限られます。書き手の癖が強かったり、「てにをは」が拙かったりすると、AIの誤読も当然多くなります。 ...
問題が生じたコンピュータのOS
数学では、a(x+y)と、ax+yでは、意味が全く違いますし、これが曖昧では数学自体が成り立ちません。一方、自然言語は、数学のような厳密さを備えておらず、様々な誤解を発生させます。 「AであるXのY」というフレーズのAがXを修飾しているのか、[XのY]を修飾しているのかは、...
朝日のあたる家
現代語では所有格の格助詞である「の」と、主格の格助詞である「が」は、古語では逆だったという面白い現象があります。「君が代」は、現代語で訳せば「君の代」ですし、「苔のむすまで」は、「苔がむすまで」となります。「の」と「が」が担当を交換した理由はよくわからないのですが、古語の用...