産業日本語
特許業界では既にご存知の方も多いと思いますが、高度言語情報融合フォーラム(ALAGIN)と日本特許情報機構(Japio)が主催する産業日本語研究会が発行する「特許ライティングマニュアル」というマニュアルがあります。産業日本語研究会のウェブサイトから無料でダウンロードできます...
Terms and Conditions
英文契約書を読みますと、例えば、「terms and conditions=(条件)」、「costs and expenses(費用)」、「null and void=(無効)」等のように、同じような意味の言葉を併記する表現が多く出現します。これは、一説によると、ノルマン・...
小さな大問題(2)
先のブログでは、Oxford commaは、英国より米国で普及している、と書きましたが、これは、イギリス英語とアメリカ英語の違い、と言えるほど単純な問題でもありません。米国でも、ニューヨーク・タイムズをはじめ、多くの新聞社は、Oxford...
小さな大問題(1)
特許明細書では、「A, B および C」のように、名詞を列挙するフレーズが頻繁に出現します。これを英語に訳す場合、「A, B and C」とするか、「A, B, and C」とするか。つまり、andの前にコンマを打つか打たないか。些細なことのようですが、私はかれこれ20年近...