誤字脱字
「人口知能の進化」、「塩化ナトリム」、「100%の確立」など、故意に誤字や脱字を含ませたテキストを自動翻訳に入力してみますと、面白い結果が得られました。 Google(AI)およびMicrosoft(AI)の翻訳サービスは、「人口知能」→「人工知能」、「ナトリム」→「ナトリウム」、「確立」→「確率」と補正してから翻訳します。他の翻訳サイトでは、人口→population、ナトリム→翻訳不能、確立→establishmentとなりました。複数の翻訳ソフトでも試してみましたが、誤字脱字を補正してから訳すようなことはありませんでした。 人間の脳は、明らかな誤字脱字を頭の中で補正して読む能力(?)があるようで、ザッと目を通しているだけでは、誤字脱字に気付かないことも多くあります。従来型の翻訳ソフトは、誤字脱字に敏感に反応して、おかしな訳を出力してくれますから、誤字脱字の発見、という意味では、従来型の翻訳ソフトの方が役立ちます。GoogleやMicrosoftのように、人間のミスを(勝手に)補正してから翻訳する機能は、便利なような、危険なような…。