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【衝撃注意!】***ネットと脳***【必読!】

  • ito017
  • 2017年7月28日
  • 読了時間: 2分

 今回は、「ネット・バカ」(原題"THE SHALLOWS: What the Internet Is Doing to Our Brain" by Nicholas Car)という本の紹介です。仕事上、インターネット検索を行う機会が多い人には、是非、お勧めしたい一冊です。  Googleでキーワードを検索し、検索結果のウェブサイトを斜め読みし、ハイパーリンクをクリックして更に別の記事に飛び…といった作業は、現代人なら誰でも経験があると思います。このような作業で得られる知識が浅い(shallow)ものであるということは、言うまでもないでしょう。私たちは、ときに、このようにネットサーフィンをしながら、さらに、スケジュールをチェックしたり、メールを送受信したりしています。  このようにして浅くて断片的な知識を次々にスキャンしていく作業を、同書では、「ジャグリング」と呼んでいます。浅かろうが薄かろうが知識は知識なんだから、ないよりマシだろうと、私も考えていました。  同書の内容で興味深い点は、このジャグリングによって「脳の構造が変化してしまう」という指摘です。詳しい説明は省略しますが、このジャグリングによって、脳は集中力を失い、深い思考ができなくなり、長期的な記憶力も弱まるようです。  確かに、私も、本で読んだことは(それなりに)覚えていますが、ネットで調べたことは、その場限りで記憶にあまり残らない気がしていました。また、最近では、(実体のある本で)小説などを読んでいても、途中で作家の経歴を調べたくなったり、小説にでてくる地名を検索したくなったりと、なかなか小説に集中できない気もしていました。  もちろん、インターネットという便利な道具を手放すことは、今や不可能です。新しいメディアの出現によって人類の思考や行動が変化し、やがて社会が変化することも不可避だと思われます。ただ、インターネットの世界は、広告で成り立っており、私たちがクリックしたくなる「仕掛け」が多く埋め込まれており、それらが私たちから集中力を奪っているということは自覚しておくべきかもしれません。  では、どうやったら脳の変化を食い止められるのかについては、同書には書かれていません。ここからは私の意見ですが、集中力を高めるには、結局、何かに集中するしかないのではないかと思っています。仕事のための実用書なども読むべきですが、ときには、長時間夢中になれる小説や漫画に没頭することも、脳にとっては必要なのかもしれません。

 
 
 

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