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商標の普通名詞化

 Netflixで韓国ドラマを見ていたら、若者が集まって花札で遊ぶシーンがありました。図柄は日本の花札と全く同じだったので、気になって調べてみました。

 花札は、安土桃山時代にポルトガルから持ち込まれたトランプを元にして日本で生まれ、後に、韓国(当時は李氏朝鮮)に伝わったようです。早速、韓国の友人に花札について尋ねたところ、現代でも、家族や友達と花札で遊ぶのは珍しくないとのことです。

 初代のファミコンで遊んだことがある世代なら、任天堂が、本来、花札やトランプのメーカーだと知っている人は多いでしょう。

 英語圏では、Nintendoは、一般名詞化され、例えば、Collinsの辞典には、「Nintendo: a system for playing video games」と記載されています。つまり、アメリカでは、メーカーを問わず、あらゆるビデオゲーム機をNintendoと呼ぶことができます。

 しかし、Nintendoが、100年以上前からトランプや花札を作っていたことを知っている外国人は少なそうです。実際、韓国の友人に、Nintendoは、李氏朝鮮の時代から花札を作っていた会社だと教えたら、誰かに話したいと喜んでいました。トリビア好きな外国人がいたら、Nintendoが花札(トランプ)から始まったという話は喜ばれるかもしれません。


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